【2026年版】ヒートマップツール15選を徹底比較(国内・海外)
価格確認日 2026-07-12
最終確認:2026年7月。本記事の価格・無料枠はすべて各社の公式サイトで確認し、確認日を記載しています。
ヒートマップツールは、訪問者がページのどこをクリックし、どこまでスクロールし、何を無視しているかを可視化するツールです。「なんとなく」ではなく、実データでUI改善の判断ができるようになります。
2026年現在、ヒートマップツールは大きく3つに分かれています。無料で始められるエントリーツール、リプレイやアンケートを備えた定性分析スイート、そしてAPI・CLI・AIエージェント連携に対応した開発者向けツール。どのカテゴリが自社に合うかが、個別機能のチェックボックスより重要です。
本記事では、国内4ツール(ミエルカヒートマップ、SiTest、SiteLead、User Insight)と海外の主要ツールを含む計15製品を、以下の軸で比較しました。HeatMapXは自社製品ですが、他のツールと同じ基準で評価しています。
評価基準
- 価格と無料枠(検証済み): 各ツールの公式サイトから最安有料プランと無料枠を確認し、日付を記録
- セッションリプレイ: 個別ユーザーの操作を録画・再生できるか
- A/Bテスト: ツール内でテストを実行できるか(クライアント/サーバーサイド)
- AI分析: AIによる自動インサイト・異常検知
- APIオープン度(0〜5点): 生データのエクスポートがどこまで可能か。多くの比較記事が見落とす軸
- CLI・MCP(AIエージェント連携): 開発者やAIコーディングエージェントがコマンドラインやMCPサーバー経由でデータにアクセスできるか
早見表:15ツール比較
価格は各社の公式ページで 2026年7月12日 に確認。「Quote」は見積もり制、「Usage-based」は従量課金制(定額なし)を意味します。
| HeatMapX | ミエルカヒートマップ | SiTest | SiteLead | User Insight | Microsoft Clarity | Hotjar | Crazy Egg | Mouseflow | Fullstory | PostHog | VWO | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開始価格 | $12/mo | Quote | Quote | $13/mo | Quote | $0/mo | $39/mo | $29/mo | $25/mo | Quote | Usage-based | Quote |
| 無料枠 | Free plan | 無料アカウント(1URL限定) | 無料プラン(3,000PV/月、1ドメイン) | 無料プラン(1,000PV/月、1URL) | — | Entirely free | Free plan | None | Free plan $0/mo | Fullstory Free | 1M events/mo free | None |
| セッションリプレイ | なし | なし | あり | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
| A/Bテスト(クライアント) | あり | あり | あり | 一部対応 | あり | なし | なし | あり | なし | なし | 一部対応 | あり |
| A/Bテスト(サーバー) | あり | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり |
| アンケート | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
| AI分析 | あり | あり | あり | 一部対応 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
| APIオープン度 | 5 / 5 | 1 / 5 | 1 / 5 | 1 / 5 | 1 / 5 | 3 / 5 | 1 / 5 | 1 / 5 | 3 / 5 | 3 / 5 | 5 / 5 | 3 / 5 |
| CLI | あり | なし | なし | なし | なし | なし | 一部対応 | なし | なし | なし | あり | 未確認 |
| MCP | あり | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | あり | あり | あり | あり |
✓ = あり · ✗ = なし · △ = 一部対応 · 「—」 = 未確認(非対応とは限りません)
開始価格は公開されている最安の有料プラン。年払い前提の価格を含む場合があります。月払い料金やトライアルの詳細は各ツールのレビューをご確認ください。
出典: heatmapx.com/en/pricing (2026-07-07確認) · heatmapx.com (2026-07-07確認) · mieru-ca.com/heatmap/ (2026-07-12確認) · sitest.jp (2026-07-12確認) · sitelead.jp (2026-07-12確認) · ui.userlocal.jp (2026-07-12確認) · clarity.microsoft.com (2026-07-07確認) · heatmapx.com/en/blog/heatmap-abtest-data-portability (2026-07-04確認) · contentsquare.com/pricing/ (2026-07-07確認) · www.crazyegg.com/pricing (2026-07-07確認) · mouseflow.com/pricing/ (2026-07-07確認) · www.fullstory.com/pricing/ (2026-07-07確認) · posthog.com/pricing (2026-07-07確認) · vwo.com/pricing/ (2026-07-07確認)
国内ツール詳細レビュー
ミエルカヒートマップ — 国内最大級、SEO連携に強み
Faber Company提供の国内シェアトップクラスのヒートマップツール。クリック(アテンション)ヒートマップとスクロールヒートマップに加え、ポップアップCTAテストやAI分析(ベータ)を搭載。無料アカウント(1URL限定)あり、有料プランは見積もり制。日本語サポートとSEOツール「ミエルカSEO」との連携が強み。ただし、セッションリプレイ・アンケート・CLI・MCP・サーバーサイドA/Bテストは非対応、APIオープン度は1/5。データのエクスポートやエージェント連携を重視するなら他のツールを検討。
SiTest — リプレイ+ヒートマップ+A/Bテストの国産オールインワン
グラッドキューブ提供。クリック・スクロール・マウスムーブのヒートマップに加え、セッションリプレイ、クライアントサイドA/Bテスト、ファネル分析、AI分析を1つにまとめた多機能ツール。無料プラン(3,000PV/月、1ドメイン)あり。有料プランは見積もり制。国産ツールとしては最も機能が広い。ただしサーバーサイドテスト・アンケート・CLI・MCPは非対応、APIオープン度は1/5。
SiteLead — 価格を公開している国産ヒートマップ
料金を明確に公開している数少ない国産ヒートマップツール。無料プラン(1,000PV/月、1URL)あり。有料プランはLight ¥1,980/月〜Master ¥13,200/月(2026年7月確認)。A/BテストとAI分析はMasterプラン以上のみ対応(一部対応)。セッションリプレイ・アンケート・ファネル・CLI・MCPは非対応。APIオープン度1/5。コストを明確にしたい小規模サイトには良い選択肢。
User Insight — エンタープライズ向け、ユーザーローカル製
ユーザーローカル提供のエンタープライズ向けヒートマップ。クリック・スクロールヒートマップ、クライアントA/Bテスト、AI分析を搭載。価格は完全に見積もり制で無料プランなし。大企業のアクセス解析ニーズに特化。セッションリプレイ・アンケート・CLI・MCP・サーバーサイドテストは非対応、APIオープン度1/5。
海外ツール詳細レビュー
HeatMapX — ヒートマップ+A/Bテスト(クライアント&サーバー)を定額で
自社ツールです。同じ基準で評価しています。HeatMapXはヒートマップにクライアント・サーバー両対応のA/BテストとAI分析を組み合わせた開発者向けツール。料金は完全定額制:Free / $12 Lite / $29 Plus / $99 Pro(2026年7月確認)。APIオープン度5/5、CLI・MCPサーバーを全プラン(無料含む)で提供。正直な限界:セッションリプレイとアンケートは意図的に非対応。リプレイが必須ならSiTestやHotjarが適しています。
Microsoft Clarity — 完全無料で始める最適解
トラフィック制限なしの完全無料ツール(2026年7月確認)。クリック・スクロールヒートマップ、セッションリプレイ、ファネル、AI分析、MCPサーバーを提供。A/Bテスト・アンケート・CLIは非対応。APIオープン度3/5。予算ゼロで始めるなら最強の選択肢。日本語UIにも対応。
Hotjar(Contentsquare傘下) — アンケート+リプレイのマーケター向け定番
無料プランあり、Growthは$39/月〜(年払い、2026年7月確認)。セッションリプレイ、アンケート、ファネル、AI、MCPを搭載。A/Bテストは非対応。APIオープン度は1/5。マーケティングチーム向け定番だが、データの持ち出しは不自由。
Crazy Egg — 老舗のヒートマップ+簡易スプリットテスト
無料プランなし(30日トライアル)、$29/月〜(年払い、2026年7月確認)。クリック・スクロールヒートマップ、リプレイ、クライアントA/Bテスト、アンケート、ファネルを搭載。サーバーサイドテスト・CLI・MCPは非対応、APIオープン度1/5。
Mouseflow — フォーム分析・フリクション検出に強み
無料プラン(500セッション/月)あり、$25/月〜(2026年7月確認)。フリクション検出とフォーム分析が特徴。リプレイ、アンケート、ファネル、AI、MCPを搭載。A/Bテスト・CLIは非対応。APIオープン度3/5。
FullStory — エンタープライズ向けリプレイ特化
無料枠(30,000セッション/月)あり、有料は見積もり制。高精度リプレイ、アンケート、ファネル、AI、MCPを搭載。A/Bテスト・CLIは非対応。APIオープン度3/5。
PostHog — オープンソースの開発者向けオールインワン
オープンソース、1Mイベント/月まで無料の従量課金制。ヒートマップ、リプレイ、サーバーサイド実験、アンケート、ファネル、AIに加え、CLI・MCPサーバーを提供、APIオープン度5/5。HeatMapXと同じ開発者軸の競合。違いはPostHogが従量課金・プロダクトアナリティクス中心であること。
VWO — 実験プラットフォーム+観察ツールの全部入り
見積もり制。ヒートマップ、リプレイ、クライアント&サーバーA/Bテスト、アンケート、ファネル、AI、MCPを搭載。最も機能が多い反面、価格が不透明。APIオープン度3/5。
国内ツール vs 海外ツール、どう選ぶ?
| 判断軸 | 国内ツールの強み | 海外ツールの強み |
|---|---|---|
| 日本語サポート | ◎ 電話・メール対応 | △ 英語中心 |
| 価格の透明性 | △ 見積もり制が多い | ◎ 公開価格が主流 |
| データエクスポート | △ API非公開が多い | ◎ オープンAPIあり |
| AI・MCP連携 | ✗ 未対応 | ◎ 対応ツール多数 |
| A/Bテスト | △ クライアントのみ | ◎ サーバーサイドも |
どのツールを選ぶべきか
- 予算ゼロ: Microsoft Clarity(完全無料・トラフィック制限なし)
- 国産・日本語サポート重視: ミエルカヒートマップ(SEO連携)またはSiTest(多機能)
- 価格が明確な国産: SiteLead
- ヒートマップ+A/Bテスト+API連携: HeatMapX(定額・開発者向け)
- オープンソース・エンジニア主導: PostHog
- マーケター向けリプレイ+アンケート: Hotjar
- エンタープライズ・全機能: VWO
よくある質問
ヒートマップツールとは何ですか?
サイトに設置したスクリプトが訪問者のクリック・スクロール・マウス操作を匿名で記録し、ページ上にカラーオーバーレイで可視化するツールです。暖色は注目が集中する場所、寒色は無視されている場所を示します。
無料のヒートマップツールで十分ですか?
小規模サイトならMicrosoft Clarityで十分なケースが多いです。ただし、無料版はデータ保持期間やA/Bテスト・データエクスポートに制限があり、改善アクションを本格化する段階で有料ツールが必要になります。
国産ツールと海外ツール、どちらがいいですか?
日本語サポートと国内事例が重要なら国産ツール。データの持ち出し自由度・AI連携・サーバーサイドA/Bテストが必要なら海外ツール。両方試して判断するのがベストです。
ヒートマップだけでコンバージョンは改善できますか?
ヒートマップは「どこを見るべきか」を教えてくれますが、「何が効果的か」はA/Bテストで検証する必要があります。観察と実験を組み合わせるのが最短ルートです。
AIエージェント(MCP)に対応しているツールは?
HeatMapX、Microsoft Clarity、Hotjar(Contentsquare)、PostHog、FullStory、VWOがMCPサーバーを提供。国内ツールはいずれもMCP未対応です。
まとめ
まずは無料で始めるならMicrosoft Clarity。観察だけでなく改善アクション(A/Bテスト)まで1ツールで完結させたいならHeatMapXやPostHog。国産ツールの安心感が必要ならミエルカかSiTest。どのツールを選ぶにせよ、データの持ち出しやすさ(APIオープン度) を確認してから決めてください。後からツールを乗り換えるとき、その差が効いてきます。